COLUMN

ホームページとSNSの連携はどっちを優先すべきか、相互送客の具体手順を解説します

ホームページとSNSはどっちを優先すべきか迷う愛媛の事業者向けに、プロフィール欄・埋め込み表示など相互送客の具体的な設置場所と、更新の役割分担までを手順で解説します。

公開日:

三沢裕樹

読了目安 約7分 ホームページ

クリーム色の石造りの広間で、左右のアーチをつなぐように、人物が床に金色に光る長い板を橋のように渡している様子
目次
  1. 01 「リンクを貼っているだけ」は、連携になっていません
  2. 02 SNSからホームページへ送る——投稿の続きを読ませる設計
  3. 03 ホームページからSNSへ送る——「今も動いている」ことを見せる
  4. 04 どっちを優先すべきかは、今どこで詰まっているかで決まります
  5. 05 実例——広告だけに頼らず、ホームページとSNSの経路を広げた屋根工事会社
  6. 06 更新の役割分担を決めておくと、連携は続きます
  7. 07 まとめ——連携は「リンクを置く」ではなく「送り先を決める」ことです
  8. 08 よくあるご質問

「SNSのプロフィール欄にホームページのリンクは貼っているのに、そこから問い合わせがほとんど来ない」——ホームページとSNSの両方を運用している事業者から、こうした相談をよく受けます。逆に「ホームページにSNSのアイコンは置いているけれど、そこからフォローされている実感がない」という声も聞きます。ホームページとSNSはどっちを優先すべきかという相談も多いのですが、実はリンクを置くこと自体は連携ではなく、どこへ何を送るかという設計ができて初めて連携になります。このコラムでは、優先順位の決め方と、相互に送客する具体的な設置場所・手順を解説します。

「リンクを貼っているだけ」は、連携になっていません

ホームページとSNSの両方を運用している事業者の多くは、すでにお互いへのリンクを設置しています。SNSのプロフィール欄にホームページのURL、ホームページのフッターにSNSのアイコン——これ自体は珍しい対応ではありません。ところが、それだけでは実際の送客につながっていないケースが目立ちます。

  • リンク先が合っていない——SNSの投稿を見て興味を持った人が押した先が、その話題とは関係のないホームページのトップページで、目的の情報にたどり着けず離脱してしまいます

  • 置き場所が目に入らない——ホームページのSNSアイコンがフッターの最下部だけにあり、訪れた人の視界に入る前にページを離れてしまいます

  • 今も動いている証拠がない——ホームページ側にSNSの最新の動きが見えないため、訪れた人は「この会社、今も発信しているのか」を確かめる手段がありません

店舗や中小企業でも、リンクは設置済みなのにこの3つのどれかでつまずいているケースが少なくありません。連携を機能させるには、リンクの有無ではなく、送る先と見せ方を具体的に決める必要があります。

SNSからホームページへ送る——投稿の続きを読ませる設計

SNSからホームページへ送る目的は、投稿だけでは伝えきれない詳しい情報を、興味を持った人にそのまま読み進めてもらうことです。次の3か所を、話題ごとに整えます。

  • プロフィールリンク——最新の投稿テーマに合わせて随時差し替えるか、複数ページへ振り分けたい場合はリンク集ツールを使い、押した先で迷わせません

  • ハイライト——「料金」「アクセス」「よくある質問」のようにカテゴリ別にまとめ、過去の投稿を遡らなくても知りたい情報にたどり着けるようにします

  • 投稿本文の誘導文——「詳しくはプロフィールのリンクから」だけでなく、「〇〇についてはホームページの料金ページに書いています」のように、何がどこにあるかを具体的に書きます

とくに重要なのが、リンク先をホームページのトップページで済ませないことです。新メニューの投稿ならメニューのページへ、採用に関する投稿なら採用ページへというように、投稿の続きが読める場所に着地させます。SNS集客の始め方のコラムで整理した「誰に・何を・どこで」の設計が決まっていれば、この振り分けも迷わず進められます。

ホームページからSNSへ送る——「今も動いている」ことを見せる

ホームページからSNSへ送る目的は逆で、更新の頻度がどうしても低くなりがちなホームページに、日々動いているSNSの様子を見せることです。フッターのアイコンだけに頼らず、次の場所も検討します。

  • トップページや実績ページへの投稿埋め込み——Instagramの公式埋め込み機能を使い、直近の投稿を数件そのまま表示すると、訪れた人がクリックしなくても「更新されている」と分かります

  • 投稿への誘導文言——「現場の様子はInstagramで随時更新しています」のように、何を見に行けば得をするかを一言添えます

  • 問い合わせ導線との併記——電話・フォームの近くにSNSのリンクを置くと、まだ問い合わせるほどではない人の受け皿にもなります

埋め込みを入れる場合は、表示件数を絞り、読み込み速度への影響を公開前に確認しておくことをおすすめします。ホームページの問い合わせ導線そのものの整え方は、ホームページの問い合わせを増やす導線設計のコラムで詳しく解説しています。

どっちを優先すべきかは、今どこで詰まっているかで決まります

「ホームページとSNS、どっちを優先すべきか」という質問に、一律の答えはありません。今の状態によって、優先すべき側が変わるためです。

今の状態優先すべき側理由
ホームページもSNSもまだ整っていないホームページ検討している人の疑問に答える受け皿がないと、後からSNSで興味を持たれても取りこぼします
ホームページはあるが見つけてもらう接点が少ないSNS・Googleマップそもそも知られていない状態では、ホームページをどれだけ磨いても届く前に終わります
SNS経由の反応はあるがホームページで離脱しているホームページ興味を持ってもらえても、受け皿が古い・分かりにくいと信頼を損ねてしまいます

商圏が限られた地域では、近隣の競合との比較検討にかける時間が長くなりがちで、この3段階のどこで詰まっているかを見誤ると、力を入れる場所を間違えてしまいます。代行と伴走のどちらで進めるべきかという線引きは、Web集客の代行と伴走の違いのコラムでも整理しています。

実例——広告だけに頼らず、ホームページとSNSの経路を広げた屋根工事会社

地域密着で事業を展開する屋根工事会社は、もともと自社でインターネット広告を運用し、ホームページへの流入自体は作れていました。ただ、対応できる工事の範囲や会社の信頼性が十分に伝わっておらず、広告経由の問い合わせは月1〜2件にとどまっていました。まず取り組んだのは、広告を増やすことではなく、訪れた人が必要な情報に迷わずたどり着けるようホームページを作り直すことでした。

ホームページを問い合わせにつながる構成へ切り替えた結果、同じ広告のままで問い合わせは月10〜15件ほどまで増えました。その後、広告運用の安定化とSEO記事の積み上げに加え、YouTubeやInstagramで社内の様子や働く人の発信も始め、集客の経路を広告だけに頼らない形へ広げています。詳しい経緯は屋根工事会社の実績ページで紹介しています。

この事例が示しているのは、人を集める経路と、集めた人を受け止める場所は別の課題だという点です。SNSやYouTubeで接点を広げても、その先のホームページが整っていなければ、増えた接点は問い合わせに変わりません。

更新の役割分担を決めておくと、連携は続きます

相互送客の設置ができても、どちらかの更新が止まれば連携は形だけになります。続けるコツは、更新の頻度に合わせて役割を分けておくことです。

  • ホームページ——料金や実績、会社概要など、変わる頻度は低いが正確さが求められる情報を担当します。書き換えの手間が負担になっている場合は、AIに話しかけるように文章で伝えて更新できる仕組みを取り入れる方法もあります

  • SNS——日々の様子や季節の話題など、頻度高く発信できる情報を担当し、ホームページの更新が止まっている間も「動いている会社」であることを伝え続けます

伴走させていただく事業者の多くも、最初はどちらも自分たちで手が回らず後回しになっていました。日々の発信はSNS、土台となる情報はホームページと役割を分けておくと、忙しい時期でもどちらかだけは動かし続けられます。AIで自分で更新できるホームページの仕組みはホームページ制作のページで、発信を続ける体制づくりはSNS集客支援・Instagram運用で、それぞれ紹介しています。

まとめ——連携は「リンクを置く」ではなく「送り先を決める」ことです

ホームページとSNSの連携は、どちらを優先するかを一度に決める話ではなく、今どこで詰まっているかを見極めながら、送り先と役割を具体的に決めていく作業です。

  • リンク先を投稿に合わせる——SNSからの送客は、トップページではなく話題に対応する個別ページへ着地させます

  • 今も動いていることを見せる——ホームページには投稿の埋め込みや誘導文言を置き、更新の停滞を補います

  • 今の状態で優先順位を決める——受け皿がないのか、接点がないのか、離脱しているのかを先に切り分けます

  • 更新の役割を分ける——変わりにくい情報はホームページ、頻度高い発信はSNSと担当を決めておきます

うちの場合はどこから手をつけるべきか、一緒に整理したい方は、ホームページ制作とSNS集客支援のページから、無料相談へお進みください。

#集客#はじめ方#Instagram

よくあるご質問

SNSのプロフィールに置けるリンクは1つだけです。どこに送ればいいですか。

いま一番動いてほしい行動に合わせてください。予約を増やしたいなら予約ページ、まず知ってほしいならサービス紹介、というように目的を1つに絞ります。投稿のテーマが変わるたびに差し替えても構いません。複数の行き先が必要なら、リンク集ツールを使うか、ハイライトに役割を分けます。トップページへ送るのがいちばん避けたい選択で、押した人が目的の情報にたどり着けずに離脱します。

Instagramの埋め込みを入れると、ホームページが重くなりませんか。

なります。表示件数を3〜6件に絞り、トップページ全体ではなく1か所だけに置いてください。公開前にスマホで開いて、表示までの時間を体感で確認することをおすすめします。明らかに遅くなるようなら、埋め込みをやめて「Instagramで更新中」という文言とリンクだけにします。動いていることを伝える目的なら、それでも十分に果たせます。

両方を更新する余裕がありません。どちらかに絞ってもいいですか。

絞って構いませんが、止めるのではなく役割を減らしてください。ホームページは料金や実績など変わりにくい情報だけに役割を限定し、日々の発信はSNSに寄せます。ホームページ側には「最新情報はSNSで」と一言置いておけば、更新が止まっているようには見えません。両方を中途半端に動かすより、片方を確実に動かしてもう片方を受け皿にするほうが、連携としては機能します。

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