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「AI活用の事例を見ても、大企業の話ばかりで自社に当てはまらない」——中小企業の方から、よくこうした声を聞きます。実際、事例として紹介されるのは規模の大きい取り組みが多く、数人規模の会社が読んでも遠く感じられます。このコラムでは、業種ごとにどこでAIが効くのかを、私たち自身の運用も交えて整理します。あわせて、業種で探すより早い事例の見つけ方もお伝えします。
事例は「業種」より「作業の種類」で探すほうが早いです
先にお伝えしておきたいことがあります。AIの活用事例は、業種で探すと見つかりにくいのですが、作業の種類で探すと一気に見つけやすくなります。
というのも、AIが得意なのは文章を書く、要約する、分類する、翻訳する、画像をつくるといった作業で、これらは業種を問わず共通しているからです。飲食店の販促文も、製造業の作業手順書も、士業の資料整理も、AIから見れば「文章を扱う仕事」という点では同じです。
ですので、自分の業種の事例が見当たらなくても心配は要りません。日々の仕事の中に、文章を書く時間や、情報を整理する時間があるかどうかを見てください。あればそこが入り口です。作業の切り分け方はAI業務効率化の実例のコラムで詳しく整理しています。
業種別に見る、AIが効きやすい場所
そのうえで、業種ごとに効きやすい場所を挙げていきます。自社に近いものから読んでみてください。
- 店舗・飲食店——メニューの説明文やSNSの投稿文、予約や問い合わせへの返信の下書きに向きます。手が離せない時間が多い業種ほど、その外側の作業を任せる価値があります
- 製造業——作業手順書やマニュアルの文章化、技術的な問い合わせへの回答の下書き、図面以外の書類仕事に向きます。職人的な判断は人が持ったまま、書類の負担だけを減らせます
- 士業・専門職——長い資料の要約、打ち合わせ記録の整理、説明文をお客様向けにやさしく書き直す作業に向きます。ただし、法令や制度の内容は必ず一次資料で確認する前提です
- 建設・工事——見積書や報告書の下書き、現場写真の整理、求人票や採用向けの文章づくりに向きます
- 農業・生産者——販売ページの商品説明、育て方の解説、通販のお客様への返信文づくりに向きます
店舗・飲食店については飲食店・店舗のAI活用のコラムで、現場で効く場所と任せないほうがよい場所をさらに詳しく扱っています。
農業の実例——苔の栽培と販売を、自社で回しています
農業や生産者の例として、私たち自身の取り組みを紹介します。西予苔園は苔の栽培から販売までを行っていますが、商品ページの説明文、発信する記事、画像の準備といった作業を、AIを使いながら自分たちで回しています。
生産者の仕事は、育てる時間そのものは減らせません。土や水と向き合う時間は、どうやっても人の手が必要です。だからこそ、売るための文章や情報整理にかかる時間を圧縮できると、栽培に使える時間が実際に増えます。ここがAIの効きどころだと考えています。
同じ考え方は、他の業種にも当てはまります。現場や接客といった「人でなければできない時間」を守るために、その周辺にある書類や文章の作業を任せる。この順番で考えると、自社の使いどころが見つけやすくなります。
任せる前に決めておく2つのこと
業種にかかわらず、始める前に決めておいたほうがよいことがあります。
- 人が最後に確認する場所を決める——事実関係、価格や実績などの数字、お客様に出す前の最終判断は人が持ちます。私たちも記事の数字は必ず一次資料と突き合わせています
- 入力してよい情報の線を引く——お客様の個人情報や、取引先との契約に関わる内容をそのまま入力しないというルールを、始める前に決めておきます
この2つを先に決めておけば、後から困ることはほとんどありません。逆にここが曖昧なまま広げると、品質や情報の扱いで不安が残ります。
始めるときの費用と進め方
ねざしマーケティングでは、状況に応じて次のような入り口を用意しています。
1. まず聞いてみたい——リモート相談/5,000円(30分・税込5,500円)
何から始めるべきか分からない段階のご相談です。出張費がかからないため、気軽に試していただけます。60分(10,000円、税込11,000円)もお選びいただけます。
2. 対面で相談したい——AIなんでも相談/15,000円(出張90分・3名まで・税込16,500円)
実際の画面を見ながら、その場で操作して確かめられます。複数名で参加していただけるため、社内で認識をそろえたい場合にも向きます。
3. 自社に合う形を設計したい——AI活用診断・導入設計/50,000円〜(税込55,000円〜)
ヒアリング90分と報告60分で、どの業務にどう使うかを整理してご提案します。社内の体制や情報の扱いも含めて設計します。
4. 続けて相談したい——月額AIサポート ライト/月額20,000円(税込22,000円)
月1回のリモート相談とチャットでの質問に対応します。使い始めてから出てくる疑問を、その都度解消していく形です。
料金と提供範囲の全体はAI導入・業務効率化支援のページで公開しています。愛媛での始め方は愛媛の中小企業の生成AI導入のコラムにもまとめています。
まとめ——自社の事例は、作業の中に見つかります
AI活用の事例は、同じ業種を探すより、自社の作業を見直すほうが早く見つかります。
- 探し方——業種ではなく「文章を書く」「整理する」といった作業の種類で探します
- 効きどころ——現場や接客など人でなければできない時間を守るため、その周辺の書類や文章を任せます
- 先に決めること——人が最後に確認する場所と、入力してよい情報の線引きを決めておきます
- 始め方——リモート相談5,000円(税別)から、小さく試せます
自社のどの作業から始められそうかを一緒に洗い出したい方は、無料相談でお聞かせください。
よくあるご質問
自分の業種にAI活用の事例がありません。それでも使えますか?
使えます。事例を探すときは業種で探すより、作業の種類で探すほうが早く見つかります。「文章を書く」「分類する」「要約する」といった作業は業種を問わず共通しているためです。同じ業種の事例がなくても、日々の仕事の中に文章や分類の作業があれば、そこから始められます。無料相談では、実際の業務を伺って当てはまる場所を一緒に探します。
小さな会社や個人事業でも意味がありますか?
むしろ小さいほど効果を感じやすい面があります。人数が少ないほど、経営者や担当者が細かい作業まで抱えているためです。私たちも数人規模で運用していますが、文章づくりや画像の準備をAIに任せることで、判断や現場に使う時間を確保できています。大きな投資をしなくても、月数千円のツールから試せます。
AIに任せると品質が落ちませんか?
任せる場所を間違えると落ちます。事実の確認、価格や実績などの数字、最終的な判断は人が担当する前提です。私たちも記事や画像はAIに下書きさせますが、数字は必ず一次資料と突き合わせ、公開前に人が確認しています。下書きと確認を分けることで、速さと品質の両方を保てます。
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