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「AIは大きな会社が使うもの」と思われがちですが、人手が限られている店舗ほど効く場所があります。ただし、効くのは接客そのものではありません。お客様と向き合う時間を削らずに、その周りにある作業を減らすところです。愛媛の飲食店や小売店で効く場所を整理して、私たちが自社のネットショップ運営で実際にやっていることもあわせて書いています。
店舗でAIが効くのは「手が離せない時間」の外側です
店舗の仕事は、営業中は手が離せません。そして閉店後や開店前に、投稿文をつくる、注文を確認する、案内文を書く、といった作業が残ります。愛媛でご相談を受ける店舗も、少人数で回しているところがほとんどで、この時間の圧迫が積み重なっています。この「営業時間の外に押し出された作業」が、AIといちばん相性がよい部分です。
逆に、営業中のお客様対応そのものを置き換えようとすると、うまくいきません。お店を選ぶ理由は人の対応にあることが多く、そこを機械的にすると、かえって選ばれなくなります。人が向き合うべき時間を守るために、その周りを減らす。この考え方で場所を選びます。
現場で効く5つの場所
業種によって順番は変わりますが、私たちが自社の運営とご相談の現場で見ている範囲では、次の5つがよく効きます。
- 繰り返し聞かれる質問への対応営業時間、定休日、駐車場、予約の可否、支払い方法など。答えの型が決まっているものは、返信文の下書きを用意しておけます
- 販促文・投稿文づくり今日のおすすめ、入荷のお知らせ、季節の案内など。ゼロから書くより、下書きに手を入れるほうが早く終わります
- 商品やメニューの説明文同じ内容を、店頭用・ネット用・SNS用に書き分ける作業を減らせます
- 写真まわりの整え明るさの調整や切り抜き、告知用の画像づくりなど、撮影後の手間を減らせます
- 事務作業注文や在庫の一覧づくり、請求書や報告書の下書き、売上の集計といった裏方の作業です
どれも「お客様に見えない部分」である点が共通しています。ここを削っても、お店の魅力は落ちません。
実際にやっていること——自社のネットショップと発信の現場から
私たちも苔の販売と講座を運営しているため、店舗業と共通する作業があります。ネットショップ側と、日々の発信側の両方から、実際に回しているものをお伝えします。
注文データから作業リストをつくる——注文が入ったあと、まだ発送していないものを抽出し、同じ方から複数の注文が入っていれば同梱できる候補として拾い、前回と送付先が違う場合はアラートを出す、という形にしています。表計算ソフトを目視で追いかける作業がなくなりました。
記事やお知らせの下書きをつくる——コラムやお知らせの文章を、渡す情報を決めたうえで下書きさせ、人が手を入れて出しています。書き出しで止まる時間がなくなるのが、いちばん大きい変化です。
記事や投稿に使う画像をつくる——内容に合う構図を指示して複数案を出し、その中から目で選んで使っています。選ぶ判断は人に残しています。
規模は小さいですが、やっていることは店舗の裏方作業とほぼ同じです。自社の業務でAIを日常的に使っている状況は、AI業務効率化の実例のコラムでも詳しく書いています。
逆に、任せないほうがよい場所
店舗業でとくに気をつけたいのは、次の3つです。
- お客様への最終的な返答クレームや個別事情のあるご相談は、下書きまでに留めて、出す前に必ず人が読みます
- 食物アレルギーや衛生に関わる案内間違いが健康に直結するため、生成した文章をそのまま出してはいけません
- 価格や在庫の確定情報実際の値段や在庫と食い違うと信用を損ないます。数字は必ず元のデータから確認します
共通するのは、間違えたときに取り返しがつくかどうかです。取り返しがつかない場所には、人の確認を必ず挟みます。
始め方と費用——1つの作業から試します
最初から店全体の仕組みを変える必要はありません。いま手間になっている作業を1つ選び、それだけを試すのが確実です。実際にやってみると、想定していた作業より、隣にあった別の作業のほうが時間を食っていた、と気づくこともよくあります。
ねざしマーケティングのAIなんでも相談(出張90分・3名まで・15,000円、税込16,500円)では、お店に伺って、その日の業務をそのまま題材に動かしてお見せします。愛媛県内であれば、野村町内は出張費なしで、西予市内や大洲市・八幡浜市などにも伺っています(地域に応じて出張費が必要です)。毎日発生する作業を仕組みとして残したい場合は、そのあと自動化へ進みます。
なお、発信そのものが止まっている場合は、AIより先に発信の設計を整えたほうが効くこともあります。どちらが先かは、状況を伺ったうえでお伝えしています。
まとめ——人が向き合う時間を守るために使います
店舗でAIを使うときは、次の順番で考えると外しません。
- 営業時間の外に押し出された作業から探す投稿文、案内文、事務まわりが候補になります
- 接客そのものは置き換えない選ばれる理由を削ることになります
- 取り返しがつかない場所には人の確認を挟むアレルギー、価格、在庫、個別対応が該当します
- 1つの作業から試す全体を変えようとすると、たいてい途中で止まります
どの作業から手を付けるかは、お店の忙しい時間帯や人数によっても変わります。下の無料相談で、いまいちばん時間を取られていることをそのままお聞かせください。
よくあるご質問
パソコンが苦手なのですが、店舗でもAIは使えますか?
使えます。愛媛でご相談をいただく店舗も、パソコンは事務所に1台という状況が珍しくありません。スマートフォンから文章を作らせる、写真を整える、といった使い方であれば、新しい機器を入れる必要はありません。むしろ現場が忙しい業種ほど、パソコンの前に座らずに済む形を先に整えたほうが定着します。ねざしマーケティングでも、現場のITに慣れていない方には、まず1つの作業だけを対象にして、スマートフォンで完結する形からご案内しています。
AIに接客を任せることはできますか?
接客そのものを置き換えることはおすすめしていません。お店を選ぶ理由は人の対応にあることが多く、そこを機械的にすると、かえって選ばれなくなるためです。向いているのは、営業時間や場所の案内といった繰り返しの質問への対応や、返信文の下書きづくりです。人が向き合うべき場面に時間を残すために使う、という考え方が現実的です。
小さな店でも、費用に見合いますか?
削減できる時間で判断してください。閉店後に1時間かけていた投稿文づくりや事務作業が15分で終わるようになれば、その分を仕込みや休息に回せます。判断がつかない場合は、AIなんでも相談(出張90分・3名まで・15,000円、税込16,500円)をご利用ください。閉店後に残っている作業をそのまま1つ持ち込んでいただき、その場で動かして、どのくらい時間が変わるかを見ていただけます。
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