CLIENT STORY ── 麺や一心 10周年企画
10年分の本音を届けたら、
野村町に、5時間待ちの列ができた。
地域ですでに愛されていた人気店へ、足りなかったのは新しい宣伝ではありませんでした。店主の人柄、ラーメンにかける思い、10年間の葛藤をリールで届け、7月11日の10周年当日へ向けて、お客様と一緒に期待を育てました。

10周年当日は、開店前から店舗の前に長い列ができました。
- 開店時の順番待ち
- 100組以上
- 最長の待ち時間
- 約5時間
- 約1か月のフォロワー増加
- 約500人
- 10周年当日の売上
- 過去最高
事例概要
近所の相談相手として続いてきた関係から、
10周年企画が始まりました。
麺や一心は、愛媛県西予市野村町にあるラーメン店です。ねざしマーケティングにとっても地元のお店であり、以前からメニュー制作やGoogleビジネスプロフィールの整備など、必要なときに相談を受けながら関わってきました。
もともとラーメンのおいしさと人気は、地域の中ですでに確立されていました。一方で、店主がなぜラーメン店を始めたのか、どんな思いで一杯を作っているのか、10年間に何があったのかを、本人の言葉で届ける機会はほとんどありませんでした。
- 店舗
- 麺や一心
- 場所
- 愛媛県西予市野村町
- これまでの支援
- メニュー制作、Googleビジネスプロフィールの整備、日々の相談を支援しました。
- 10周年企画
- インタビュー、リールの企画・構成、コンテンツ設計、カウントダウン発信を支援しました。
- 主な成果
- 当日は開店時点で100組以上が順番を待ち、夜まで行列が続き、店舗の過去最高売上を記録しました。
課題
人気店に足りなかったのは、
集客力ではなく、思いを伝える機会でした。
以前のInstagramは、月替わりメニューや臨時休業など、営業情報を知らせる場所として使われていました。必要な情報は届いていましたが、店主の人柄や一杯が生まれる背景まで、お客様と共有する媒体にはなっていませんでした。
お店からのお知らせを届けていました。
営業日、休業、月替わりメニューなど、来店に必要な情報を中心に発信していました。
店主とお客様の関係を育てました。
一杯の背景にある思い、迷い、感謝までを届け、お客様が言葉を返せるコミュニケーションの場へ変えました。
10周年を告知するのではなく、10年間を一緒に振り返る企画にしました。
企画設計
7月11日の限定の一杯を、
連載の“結末”にしました。
10周年当日に、一日限定のラーメンを出す計画がありました。そこで、完成した一杯だけを告知するのではなく、試作の過程と10年間の物語をカウントダウン形式で届けました。投稿を追うほど、7月11日を一緒に迎えたくなる流れを設計しました。
- ORIGIN
なぜ、ラーメン店を始めたのかを伝えました。
ラーメン店を始める前の仕事や、周囲に止められても開業を選んだ背景を、店主自身の言葉から構成しました。
- 10 YEARS
順調な成功談ではなく、葛藤まで届けました。
うまくいかなかった時期や迷いも隠さず、店を続けてきた10年間を一本の物語として伝えました。
- TASTE
人気メニューが生まれた理由を伝えました。
一心らしい味、月替わりラーメン、試作を重ねる姿を通して、完成した一杯の奥にある仕事を見せました。
- PEOPLE
家族、スタッフ、お客様への感謝を伝えました。
普段は厨房から出ることが少ない店主の本音を通して、10年間を支えた人たちへの思いを届けました。
- COUNTDOWN
限定の一杯ができるまでを、追いかけてもらいました。
完成だけを見せず、試作や迷いも含めて発信し、10周年当日への期待を少しずつ高めました。
試作の完成だけでなく、迷いや不安も含めて連続して発信し、限定の一杯ができるまでを一緒に追いかけてもらいました。
コンテンツ
出したのは、きれいな成功談ではありません。
企画で大切にしたのは、店主を立派に見せることではなく、本人にしか語れない実感を届けることでした。ラーメンに向き合う真剣さだけでなく、迷い、葛藤、照れ、感謝が見えることで、すでに味を知っているお客様にも、初めて知る店主の姿が届きました。
本人の言葉を起点にしました。
インタビューから、店主らしい言い回しと感情が動いた場面を拾いました。
単発ではなく、続きを見たくなる連載にしました。
毎回の内容を7月11日の限定ラーメンへつなぎ、企画全体に一本の縦軸を通しました。
商品と人柄を分けずに見せました。
ラーメンのおいしさと、それを作る人の姿勢が、同時に伝わる構成を作りました。

店主の自己紹介、味の背景、試作の過程、10年間の思いを、ひとつの連載として届けました。
届き始めた反応
画面の数字より先に、
身近な人たちの言葉が変わりました。
リールを見たお客様からだけでなく、店主の家族や身近な方からも大きな反響がありました。普段は表に出ない店主の思いと、10年間に起きたことがコンテンツを通して伝わり、10周年を一緒に迎える空気が地域の中で生まれました。
もともと愛されていた味に、これまで見えていなかった店主の物語が重なりました。
商品の魅力を作ったのではなく、すでにあった魅力が伝わる状態を作りました。
2026.07.11 ── 10TH ANNIVERSARY
当日、開店時点で100組以上が順番を待ちました。
11時の開店時点で、お店の前には100組以上の順番待ちができました。長い方は約5時間待って入店し、夜8時まで行列が途切れませんでした。その日の売上は、麺や一心の過去最高を記録しました。
- 11:00
- 開店時点で100組以上が順番を待ちました。
- 約5時間
- 最も長いお客様の待ち時間になりました。
- 20:00
- 夜の営業終了まで行列が続きました。
- 過去最高
- 店舗の一日の売上を更新しました。
Instagramの変化
約1か月で、フォロワーは約500人増えました。
リールを出していなかった状態から、店主の物語と10周年企画を継続して発信したことで、コンテンツは新しい層にも届き始めました。ただし、成果はフォロワー数だけではありません。
Instagramが、お店から情報を告知するだけの場所から、お客様が店主の思いを知り、応援し、来店という行動で返せる場所へ変わりました。お客様とのエンゲージメントが深まり、オンラインの発信と現実の賑わいがつながりました。
これから
10周年は、発信を続けるきっかけになりました。
この企画は、周年当日で終わるキャンペーンではありません。リールを通して、お客様が知りたい話と、麺や一心らしい見せ方が見えてきました。今後も、日々の一杯、店主の仕事、メニューが生まれる背景を継続して発信していきます。
野村町のような地域でも、商品への信頼と、そこで働く人の物語が重なれば、大きな熱量を生み出せます。Instagramのポテンシャルを、フォロワー数ではなく、地域の人が実際に動く姿で確認できた事例になりました。
まとめ
物語は、あとから作ったものではありません。
店主の思いも、ラーメンを作り続けた10年間も、お客様との関係も、すべて以前からお店の中にありました。今回行ったのは、その価値を見つけ、本人の言葉と映像で、受け取りやすい順番に届けたことです。
ねざしマーケティングは、地域のお店にすでにある魅力を掘り起こし、お客様との関係を育てるコンテンツへ変えていきます。

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