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「毎日投稿しているのに、見てくれるのはいつも同じ人ばかり」「フォロワー以外に全然広がらない」——愛媛でInstagramのご相談を受けていると、こうした声をよく聞きます。投稿の数や写真の見栄えを疑う前に、確認したいことがあります。それは、あなたのアカウントが「何の発信者」だと認識されているかです。ここが曖昧なままだと、どれだけ投稿しても新しい人には届きにくくなります。
Instagramは「このアカウントは何の発信者か」を判断しています
Instagramは、投稿の内容やキャプションの言葉、どんな人が反応しているかといった情報から、その投稿の主題を判断していると考えられます。そして「この主題に関心がありそうな人」に向けて配られていきます。発見欄やおすすめ、リールのタブに知らないアカウントが出てくるのは、この働きによるものです。私たちは、その積み重ねで「アカウント自体にも主題(ジャンル)が結びついていく」という整理で運用しています。
この整理に立つと、新しい人に届くかどうかは、フォロワー数より先に「何のアカウントだと判断されているか」に左右されることになります。ここが定まっていないと、届け先を絞りきれないまま配られるため、すでにつながっている人への表示が中心になりやすくなります。
なお、具体的な判定の仕組みは更新のたびに変わります。細かい仕様を追いかけるより、「関心のある人に、関心のある発信を届ける」という土台の考え方に沿って設計するほうが、長く通用します。
ジャンルが伝わっていないアカウントに共通すること
ご相談を受けるアカウントを拝見すると、伝わっていない状態にはいくつかの共通点があります。
- プロフィールに「何屋か」がない店名と地域名だけが書かれていて、何を専門にしているのかが読み取れません
- 投稿の主題が毎回変わる商品告知、スタッフの近況、季節の挨拶、休業のお知らせが同じ比率で混ざっています
- キャプションに主題の言葉がない「今日もありがとうございました」で終わり、何の話をしている投稿なのか判断できません
- 誰に向けた発信か決まっていない既存のお客様への挨拶と、まだ知らない人への紹介が、一つの投稿に同居しています
どれも、発信者の側から見れば自然なことばかりです。お店の日常はいろいろあり、伝えたいことも一つではありません。ただ、受け取る側とアルゴリズムから見ると、「結局この人は何をしている人なのか」が読み取れない状態になっています。
ジャンルを伝えるために、そろえる4か所
何の発信者かを伝えるには、次の4か所を同じ方向にそろえます。どれか一つを直すというより、全部を同じ主題に寄せることが大切です。
- 名前欄とプロフィール文「地域名+専門分野」で書きます。検索でも判断材料になるため、屋号だけで終わらせません
- 投稿テーマの比率主題に関する投稿が大半を占める状態にします。日常投稿を禁じる必要はなく、主題に紐づけて見せます
- キャプションの言葉その分野で使われる言葉を、自然な文章の中で使います。誰に向けて何の話をしているかが分かる書き出しにします
- 反応してくれる相手狙った分野の人が保存・シェアしている状態を目指します。ここがそろうと、判断はさらに安定します
投稿のフォーマットをどう使い分けるかは、リールとフィード投稿の違いのコラムで詳しく整理しています。ジャンルを定めたうえで、リールで新しい人に見つけてもらい、フィードで検討材料を見せる、という組み合わせになります。
実際に確かめました——主題を絞り込んだ自社アカウント
この考え方を、私たち自身のアカウントで確かめています。造園業者向けに運用している「苔庭ドクター」では、扱う主題を「苔庭が定着しない原因と、その対処」だけに絞り込みました。苔の魅力全般や日々の作業風景ではなく、造園の現場で実際に起きている困りごとに範囲を限定しています。
結果として、60日間の閲覧数は128,673回、リーチしたアカウントは52,709でした。この閲覧のうち、86.6%がフォロワー以外です。フォロワーを増やしてから届けたのではなく、主題が明確だったために、フォロワー以外の「探している人」に先に届いた形です。運用1か月・14投稿の時点で、初回相談と案件受注も発生しています。詳しくは西予苔園・苔庭ドクターの実績ページをご覧ください。
本数や写真の綺麗さより先に効いたのは、「このアカウントは造園業者の苔庭の悩みに答える発信をしている」と、はっきり読み取れる状態をつくったことだと考えています。あわせて、届いた投稿の多くがリールだったことも重なっています。またこの数字は、造園業者という限られた相手に向けて課題解決の情報を出した結果であり、業種や扱う主題によって比率は変わります。愛媛のInstagram集客全体の考え方は愛媛のInstagram集客のコラムにまとめていますが、その中でも、この主題の絞り込みは最初にやるべき部分だと考えています。
いちばん難しいのは「何を投稿しないか」を決めることです
ジャンルを定める作業は、実際にやってみると「何を足すか」ではなく「何を載せないか」を決める作業になります。愛媛のように商圏が限られた地域の事業者ほど、ここが難しくなります。地元のイベント、季節の話題、お客様への感謝、スタッフの紹介、どれも大切で、載せない理由が見つからないためです。
ただ、全部を同じ比率で載せると、結局「地域のいろいろを発信している人」になります。それは悪いことではありませんが、何かを頼みたいときに思い出してもらえる存在にはなりにくいという弱点があります。
おすすめしているのは、日常の話題を捨てるのではなく、主題に紐づけて見せることです。季節の話題なら「この時期に多い相談」として、スタッフ紹介なら「誰がこの作業を担当しているか」として出せば、主題から外れません。同じ素材でも、どの角度から出すかで、伝わるジャンルは変わります。
自分で整えるか、一緒に設計するか
ここまでの整理は、自社だけでも進められます。プロフィールを書き直し、投稿の主題をそろえ、しばらく続けて反応の変化を見る、という手順です。ねざしマーケティングでも、この設計をご一緒する場合はSNS戦略診断・アカウント初期設計(80,000円・税別)で、何の発信者として見せるかを決めるところから整えています。自分たちで決めきれない場合や、何を載せないかの判断に迷う場合にお使いいただくメニューです。
まとめ——投稿を増やす前に、「何屋か」を決めます
Instagramで新しい人に届かないときは、投稿の数や見栄えより先に、次の順番で確認してみてください。
- 今どう認識されているかプロフィールと直近の投稿を並べて、何の発信者に見えるかを確かめます
- 4か所をそろえるプロフィール、投稿テーマの比率、キャプションの言葉、反応してくれる相手を同じ方向に寄せます
- 載せないものを決める主題から外れる話題は、捨てるのではなく主題に紐づけた角度で出します
- 続けて再認識してもらう判断が変わるまでには時間がかかるため、そろえた状態をしばらく維持します
「うちのアカウントは何屋だと思われているのか」を一度確かめてみたい方は、下の無料相談でお聞かせください。
よくあるご質問
プロフィールに地域名を入れれば、地元の人に届きますか?
地域名は「見つけてもらったあとに、近いと分かってもらう」ためには有効ですが、地域名だけでは届く相手は決まりません。愛媛の事業者の方からよくいただく質問ですが、プロフィールに「愛媛」と入れれば県内の人に配られる、という仕組みにはなっていません。Instagramは投稿の主題をもとに届け先を決めているため、「西予市の◯◯」とだけ書かれていても、何の発信者なのかが伝わりません。たとえば「西予市の苔農園」「松山市の美容室(くせ毛が得意)」のように、地域名と専門分野をセットで書くと、地域で探している人にも、その分野に関心のある人にも届きやすくなります。
ジャンルを絞ると、フォロワーが減りませんか?
一時的に反応が落ちることはありますが、指名や問い合わせにつながる相手は増えやすくなります。誰にでも当てはまる投稿は多くの人に軽く届く一方で、「この人に頼みたい」とまでは思われにくいためです。私たちが造園業者向けに絞って運用したアカウントでは、フォロワー数を増やす前の段階で、フォロワー以外への露出と相談の両方が生まれました。数を追うのか、相談につながる相手に届けたいのかで、選ぶべき設計が変わります。
途中でジャンルを変えたい場合はどうすればいいですか?
新しい主題の投稿を一定期間続けて、アルゴリズムに再認識してもらう形になります。過去の投稿を消す必要は基本的にありませんが、しばらくは以前のジャンルの人に届く状態が残ります。変更の幅が大きい場合や、既存のお客様向けの発信と新しい発信が混ざってしまう場合は、アカウントを分けたほうが早いこともあります。どちらが向いているかは、既存フォロワーとの関係の強さによって変わるため、無料相談で状況を伺ったうえでお伝えしています。
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